兵庫の水辺に魅せられて

ため池県出身の自称なんでも屋のつぶやき

ハラビロトンボに関するメモ

こんばんは。最近、生き物に関する自信が全く持てなくなった中の人です。

と言っても元から雑魚なんで自身も何もないんですがね・・・w

 

 

 

2020.05.30にトンボメインでフィールドに出たので備忘録としてここにも記録しておきます。

 

 

 

フィールドは滋賀県東部。

現地入りしたのは11:00前。

既にハラビロトンボはたくさん飛んでおり、♂同士の闘争があちこちで行われていました。

しかし繁殖活動は行っていませんでした。

 

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ハラビロトンボ成熟♂

 

 

繁殖活動が盛んになったのは11:20頃。

草むらのなかで闘争とは違うバチバチという音が聞こえたので振り返ると交尾態が。

 

 

多産地ということもあり、♀の周りには常に複数の♂がいました。

そこで♂が♀をとらえ、交尾態になると止まる場所を探して飛び回ります。

その交尾態には常に別の♂がつきまとい、頻繁に交尾の邪魔をします。

ペアはうまく邪魔されないところを見つけ止まることができれば安心して(?)じっくり交尾を行い続けます。交尾は数十秒のうちに終わります。

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うまく止まる場所を見つけた交尾態。

 

もし邪魔され続け止まる場所がない場合は交尾態のまま飛び回り、最終的には♂が♀を放し交尾態がほどけます。

 

止まって交尾を行えた場合、交尾が終わると♂は♀を放し、♀の近くに止まります。

♀は交尾していた位置にしばらく静止していました(産卵の準備?)。

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上の写真ど同じ個体。少しの間静止していた。

 

その後♀が産卵のため飛び立つと♂も飛び立ちます。

 

産卵が開始されると♂は警護飛翔を行います。

産卵中は他の♂に♀がとられることもしばしばみられました。

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産卵。先述の個体とは別個体。打水産卵を行う。

 

 

12:00頃までしか滞在できていませんが、真昼間に繁殖活動を行うようですね。

季節によって違ってくるとは思いますが・・・

 

他にシオカラトンボとヤンマ科不明種がいました。周囲の環境からしてアオヤンやギン・クロギンの可能性高めです。

 

と適当にまとめて終わります。オチなどありません。

文才もないんで中途半端の極みですw

 

 

 

 

本日の一枚。

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???「いい天気だなぁ

 

サラサヤンマ観察

こんばんは。今日はサラサヤンマ狙いでため池&湿地帯に行ってきました。




現地入りは11:00。
適当に散策していると大きなサナエトンボが。

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ヤマサナエかキイロサナエだと思うが分からない。


アサヒナカワトンボやシオヤトンボ,クロスジギンヤンマなどの春のトンボと戯れながら細流を進んでいると…



低く飛ぶトンボが!!!
しかもホバリングがうまい!!!!
よく見ると緑要素が!!!!!

そう、サラサヤンマです!!!!
まさか本当にいるとは思っていなかったのでびっくりしました。
そして感動。
証拠写真を撮ってから近寄ります。


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美しい!!!20cmくらいまで寄れました。
何枚か撮影した後に飛ばれましたが、その際サラサが起こした風が私の頬にあたりました。
羽音も近く風もくる距離でホバリングを観察。

サラサを1人で開拓,観察したのは初めてだったのでじっくり観察しました。

感動のあまり泣きそうになりました(ガチ)


結局サラサは11:32~11:50までここに滞在、その後遠くへ?飛んでいきました。


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サナエみたいな止まり方もしていた()



兵庫での過去の観察,滋賀での観察でなんとなくコツを掴めたのでこれから新たな産地を探そうと思います!!!


では~

フィールドワーク3

前回(https://kayariver.hatenablog.com/entry/20200503/1588431771)の続きです。


この日は滋賀県北部にて活動しました。

まず地元の方がいたので話をしました。
備忘録として載せておきます。

地方名
タナゴ類→ぼてじゃこ
イシガイ類→どろがい

どろがいは湯掻いて身をはずしたあと、野菜等と一緒に炊いて食べていたとのこと。



フィールドワークの結果に移ります。


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コチドリ


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ヤンマ科のヤゴ
こちらもマルタン,ヤブ,オオルリボシ,ルリボシのどれかだと思います。


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ヤマトサンショウウオヒキガエル
両種ともたくさんいました。ヒキガエルに関しては1000は軽々超えてそうです。とてもいい環境…。


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タゴガエル?


他にトノサマガエル,アマガエルがいました。

トンボはシオヤトンボ,カワトンボ科を確認。





これで採集ツアー()は終わりです。
かなり充実していました。また、色々と興味深い結果も得られて満足です。

それでは~!

フィールドワーク2

前回(https://kayariver.hatenablog.com/entry/20200502/1588431187)の続きです。


1日くらい空くのですが、この間は近くの水路で小型の貝類を探していました。
これに関しては気が向けば書きます。


では早速。


1地点目(山際の田んぼ)

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トノサマガエル

たくさんの卵塊がありました。



2地点目(山際の田んぼ)

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ヒラマキガイモドキ

殻内のひだが特徴的。
ヒラマキガイ類は兵庫に比べて圧倒的に少ないです。


3地点目(山の中の道)

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ヒメビロウドマイマイ

Twitterにて教えていただきました。
その方によると分類が混乱している種とのこと。
数も多くない珍しめのカタツムリらしいです。
標本用に持ち帰ればよかったと後悔…。



4地点目(山際の湿地)

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ヒメフラスコモと思われるものとミクリ類

ミクリ類はTwitterにて教えていただきました。
シャジクモ類は全国的に貴重な種が多く、ヒメフラスコモもそれにあたります。しゃじくもフィールドガイド によると絶滅危惧ⅠA類だそうです。

他にタヌキモ類も生えていました。フラスコモとともに標本用に持ち帰りました。

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ヤンマ科のヤゴ
マルタンヤンマ,オオルリボシヤンマ,ルリボシヤンマ,ヤブヤンマのどれかだと思いますがわかりません。
他にトンボ科のヤゴ(ハラビロ?)やイトトンボ類のヤゴ,ギンヤンマかクロスジギンヤンマの羽化殻も確認。


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シュレーゲルアオガエル
湿地を眺めているとでてきました。
湿地周辺にて卵も確認。

他にヤマトサンショウウオアカハライモリも確認。


水生昆虫も熱く、
カタビロアメンボ科,ヒメイトアメンボ,マメゲンゴロウ(?),オオコオイムシ?,コツブゲンゴロウ属(?),ヒメアメンボ?などを確認。


とりあえずいい湿地でした。


これにて2日目()が終了。次回へ続きます。

フィールドワーク1

どうもこんばんは。最近タイトルを考えるのがめんどくさくなってきました(おい)

ここ数日、ひたすらフィールドワークを行ったのでここに記しておきます。


では早速。


1地点目
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シオヤトンボ産卵

シオヤトンボは♂♀ともにたくさんいました。
他にウシガエルや亀(一瞬で逃げられたので種類は不明),マルタニシ,シュレーゲルアオガエル,シマアメンボを確認。コサナエ属っぽいのもいましたが遠い上撮影もできなかったのでわかりません…。
4月上旬に来た時はホソミオツネントンボと思われるトンボもいました。


2地点目

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ホソミオツネントンボ

イトトンボに似ていますがイトトンボ科ではなくアオイトトンボ科に分類されるトンボ。成虫で越冬します。


他にシオヤトンボやカワトンボ科sp.,アオダイショウを確認。良さげな湿地だったので定期的に観察したいです。


3地点目

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ヤマトサンショウウオ

良さげな湿地があり、ニホンアカガエルの幼生がいたのでもしかするとサンショウウオも…? と思っているといました。2個体確認。
なんとなくいる環境を掴めてきました。
滋賀県東部における本種は、兵庫のセトウチサンショウウオとは違い広く生息している印象があります。環境さえあればいるみたいなイメージ。

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オグマサナエ

ため池にて撮影。たくさんいました。


他にシマヘビ,コミズムシ属,コカナダモ等を確認。探せばヒメヒラマキミズマイマイやミズコハクガイもいるかもしれません。


というふうな感じで1日目終了。


次の記事に続きます。