貝の卵塊
ヒメマルマメタニシ Gabbia kiusiuensis (S. Hirase, 1927)
属はこちらで合っているのでしょうか。
クルマヒラマキ Hippeutis cantori (Benson, 1850)
ヒラマキガイモドキと比べ卵数が多い。
フィールドワーク
こんばんは。最近色々と忙しい(忙しくない)茅です。
今日は午前中にシジミの標本を作製し、昼からは勉強する予定でしたが余りにも天気がいいのでフィールドに出てしまいました。
結果から言うとかなり充実。
それでは早速。
寄り道1地点目
ミズハコベと教えていただきました。
タネツケバナと教えていただきました。
ヒメモノアラガイ
チビゲンゴロウ
寄り道2地点目
ヒメマルマメタニシ
なるほどといった感じです。
詳細は言えません。
クルマヒラマキ
こちらもなるほどといった感じ。
ヒラタガムシの仲間?
寄り道3地点目
ヒメヒラマキミズマイマイ?
初採集です。
MAX1mmちょいで薄く円盤状でした。
寄り道4地点目
ヒメアメンボ?
シャジクモ
他にコミズムシ属がいました。採集はせず。
他にも寄り道しましたが大きな成果は得られず。
目的地でも大きな成果は得られませんでした。
久しぶりのガッツリフィールドワーク。
とても楽しかったです。
色々は知見が得られました。
それでは~
シジミの変異
こんばんは。久しぶりの遠征で足がパンパンの茅です。体力,筋力の低下を感じます。
今日はシジミの変異についてお話します。
皆さんはタイワンシジミ(種群)をご存知でしょうか? よくマシジミと混同されがちですが、タイワンはれっきとした外来生物です。
主に水路を中心に生息しています。もちろん河川やため池でも見ることができます。
二枚貝の中では1番身近なのでは?というレベルで広がっています。
広がってなにか問題でもあるの?と思われるかもしれませんが、こいつはなかなかに厄介なのです。
というのも、在来種のマシジミのいる地点にタイワンシジミが侵入すると
という事が知られています。
しかしマシジミとタイワンシジミ種群の分類がまだきちんと整理されていないため、そもそもマシジミとタイワンは別種なのかという疑問もあります。
話を戻します。
このタイワンシジミ種群ですが殻形態の変異が激しいです。
よく見るタイワンシジミ種群は
「カネツケシジミ型」と「濃色型」の2タイプ
のうちであることが多いですが、カネツケシジミ型とも濃色型とも言えないような色彩を持つシジミがいます。
それがこちら。
カネツケシジミ型,濃色型も混じっています。
カネツケシジミ型は3枚目下段左端,
濃色型は2枚目中段右端です。
地元※だけでこの多様さ。
とにかく変異が激しいです。
後輩曰く、たった数メートル移動しただけでタイプが変わるところもあるらしいです。
全国規模で採集をすれば… さらに色々なタイプのシジミが出そうですね。
この変異はただの個体差なのか、それとも環境的要因なのか、はたまた遺伝的な差異があるのか。
これはまだ分かりません。
しかし、やけにカネツケシジミ型が少ない地点もあれば、逆にほとんどがカネツケシジミ型という地点もあるため個体差だけで済ませるのはどうかなと個人的に考えています。
魚等をやってる方は目にする機会が多いシジミ。
こんなに多様なんだと思ってもらえれば幸いです。
とまぁ何が言いたいのか分かりませんがこの辺で(爆)
それでは~