兵庫の水辺に魅せられて

ため池県出身の自称なんでも屋のつぶやき

2019振り返り(貝2)

皆さま、クリスマスいかがお過ごしでしょうか。
環境省から大きな発表がありましたね。
カワバタモロコタガメは販売目的の採集が禁止になる特定第二種に指定されるようです。
個人的に特定第二種はいい制度だと思っています。
指定解除を最終的な目的にして、今後動いてほしいですね。

というのはおいておいて、2019年振り返り(貝ver.)やっていきます。前回はマメタニシ類やヒラマキガイ類を振り返りました(前回→https://kayariver.hatenablog.com/entry/20191224/1577180704 )
今回はモノアラガイ類やタニシ科を中心に振り返ります。


モノアラガイ
地元市内では発見できず。。。。
プチ遠征でようやく発見しました。
この個体はそこそこ大きめでしょうか。
環境省RDB:NT
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ヒメモノアラガイ
モノアラガイによく似ていますが、形態が少し違います。知識不足により言葉で表わせません。。
地元市内では少し少なめといった状況。
レッドのランクに例えるなら準絶程度。
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ハブタエモノアラガイ
外来種とされています。かなりとんがっていますね。貝屋さんに、陸地に近いところに多いと教えていただいたことがあります。
地元市内ではそこそこ少なめです。見つけるとラッキーくらいの程度です。
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コシダカヒメモノアラガイ
私は現状等がよく分かっていない貝です。
なので何も言えません。
ヒメモノアラガイにしては少し違和感があるな… と悩んでいた際、貝屋さんにコシダカヒメモノアラガイでは?と教えていただきました。
地元市内では1ヶ所のみでしか確認していませんが、今後もう少し増えると思います。f:id:kayariver:20191225220547j:plain
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サカマキガイ
外来種です。かなり山際の水田や水路、ため池でも確認しました。確実に広がっている。。。。
ゲンゴロウ類に悪影響を及ぼす可能性があるとのこと。
地元市内ではかなり多いです。形態の変異もあり、面白いといえば面白いです。 モノアラガイ類とは、触覚が三角形でないことで簡単に見分けることができます。他にもいろいろありますが割愛。
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写真を探すのが面倒だったので適当に選びました。


ヒメタニシ
普通種オブ普通種。
水田の他、水路やため池でよく出会います。
大昔に大陸の方からやってきたと考えられています。
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マルタニシ
地元市内ではとても少ない貝です。
2ヶ所でしか確認できていません。
主に水田に生息しています。
兵庫県北部の方は比較的多く、食用にもされています。
ヒメタニシに似ていますが、よく見ると違います。
環境省RDB:VU
兵庫県RDB:Cランク
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2枚目:左がヒメタニシ,右がマルタニシです。


オオタニシ
主にため池に生息する大きなタニシです。
地元市内では若干少ないといった感じです。
環境省RDB:NT
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リンゴガイ科とカワニナ科はまた次回とします。

それでは~!