兵庫の水辺に魅せられて

ため池県出身の自称なんでも屋のつぶやき

2019振り返り(貝1)

もうすぐ2020年に突入しますね。そんな感覚一切ありません。まだ10月の気分。ということで振り返り開始。


ヒメマルマメタニシ
昨年に存在を知り、今年に本気で探し始めました。環境省RDBではVUに選定されていますが、兵庫県RDBではCランク(準絶程度)。
実際に割と色んなところで出会えました。
地元市内では49ヶ所。調査しきれていないので、おそらくもっと増えます。
よく似ているイナバマメタニシやマメタニシとは軟体部に朱点があることで簡単に見分けることができます。他にも細かい識別点がありますが今回は割愛。かわいいですね。f:id:kayariver:20191224182217j:plain
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イナバマメタニシ
地元市内ではまだ観察できていない種。
プチ遠征で観察することができました。
ヒメマルマメタニシとは縫合が深く、蓋の核の位置が異なることで識別可能。
環境省RDB:VU
兵庫県RDB:Bランク
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マメタニシ
採集観察できず。。。。
なかなか厳しいです。。


ヒラマキミズマイマイ
普通種。クルマヒラマキやヒラマキガイモドキと比べると地味と思われますが、本種もなかなか美しいと思います。よく似た種にヒメヒラマキミズマイマイというのがいますが、私には識別できるほどの力はないため、ヒラマキミズとした中に混じっている可能性も…
地元市内では30ヶ所くらいで観察。
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2枚目の個体は変異個体と思われます。


トウキョウヒラマキ
地元地域では少なめ。
とてもかっこいい貝です。
ヒラマキミズマイマイと同じ属に分類されますが、このあたりはあまり整理が進んでいないようで、分類が変わる可能性もあります。
地元市内では1ヶ所のみ。
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ミズコハクガイ
観察できず。。。。


クルマヒラマキガイ
全国的に減少傾向にありますが、調査している人が少ないため、探せば記録のない地域(県)でも出る可能性があります。地元市内では20ヶ所弱で確認。多くはありませんが、ひっそりとくらしているイメージ。大型で、独特の艶を持ちとてつもなく美しいです。
環境省RDB:VU
兵庫県RDB:Bランク
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1枚目はヒメマルマメタニシも写っていますね。


ヒラマキガイモドキ
地元市内では少し少なめ。クルマヒラマキより若干多い感じです。
殻にひだを持つのが最大の特徴でしょうか。
独特の艶を持ち美しい貝です。
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多すぎたので2つに分けます。
タニシ科、リンゴガイ科、カワニナ科は次へ~